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シリコーン変性シリカゾルを表面塗膜に用いる
時間の追加: 2020-02-27 ブラウズ数:

 

珪酸カルシウム板はカルシウム材料、珪素材料、強化繊維材料、助剤などを一定の割合で混合し、一連の工程を経て製造した新型建築と工業用板であり、不燃A 1級材料に属し、耐湿、耐候、断熱保温及び遮音性能が良く、強度が高く、使用寿命が長く、虫食いがなく、腐食しにくいなどの利点があり、天井、遮断に用いる理想的な装飾板材であり、広大な開発の見通しがある。しかし破損しやすく、一定の保護が必要である。


ケイ酸カルシウム板の表面にシリカゾル塗膜を塗布することにより、その耐熱性、疎水性、力学性能を向上させることができる。


シリカゾルはケイ酸塩溶液とも呼ばれ、かなりの比表面積があり、コロイド粒子が小さく、粘度が低く、良好な分散性と浸透性がある。しかし、シリコーン結合の剛性が不足しているため、ゲル骨格が乾燥中の体積収縮による毛細管圧力に抵抗するため、成膜中に微小亀裂が形成されやすく、大きな亀裂が発生することもある。これらの欠陥を補うために、シリカゾルを改質することで塗膜の硬度、耐熱、耐水、防汚などの性能を高めることができる。


陳利君らは異なる含有量のメチルトリエトキシシランが異なる温度でシリカゾルに対する改質効果を研究し、同時に浸漬法と重力法でガラス表面に疎水膜を作製し、めっき後のガラス表面の光学特性に明らかな変化はなかったが、疎水性は大きく改善された。劉見祥らはメチルトリメトキシシランとメチルエトキシシリコーン油を用いてメタノールシリカゾルを改質し、疎水改質シリカゾルがアクリルコーティングの力学性能に大きな影響を与えることを発見した。任志威などに用いるγ-グリシジルエーテルオキシプロピルトリメトキシシランとメチルトリメトキシシランは酸性条件下で改質シリコーンアルミニウム複合ゾルを共加水分解し、アミン系硬化剤を加えて常温硬化可能な有機−無機ハイブリッドポリシロキサン塗料を製造した。